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鏡中人

管理人:清
讀故事、聽故事、記錄故事的人。
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轉瞬而逝。
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昨晚睡前擠了一小時聽的TWT
從一開始聽,嘴邊的笑容就沒有掉下來過TWT
白銀前輩棒死了嗚嗚嗚!!!諏少棒死了嗚嗚嗚!!!
尤其是那種突然從[變態ver]change到[正經/帥氣ver]的service!!
簡直不能更ドキン!!!。・゚・(ノ∀`)・゚・。
笑點槽點溫馨點都超多,最後一軌的感動(一樹會長へ的虐心感?2333)更是叫我有種要哭的衝動…………
最後一句的那個場景,真的是超喜歡的。漫天飛舞的櫻花瓣將兩人的身影環繞……TWWT
光這張碟我就覺得這725沒白花!!!TWWWT←本來就只是沖著這個去的吧喂……
對這張碟愛好深(你倒說說你買的哪張不是)於是做個聽寫TWWT
目前還只聽到第二軌,總之慢慢來><
05/11 23:05 六軌達成☆

05/12 04:35 聽寫完成。先貼去YM了,這邊晚點再丟上來(啊咧w
05/16 19:45 不想會小明(?!)所以來貼(……)~臺本見正文~



Starry☆Sky~After Winter~アニメイト限定版特典
「星座彼氏&旦那シリーズ白銀桜士郎Ver.」(Vocal:諏訪部順一)



Side -constellation boyfriend-
01.白銀桜士郎~自己紹介だよん~
02.何を差し上げればあなたは喜んで下さるのでしょうか?
03.端から端まで全部買っちゃうってどう?
04.この距離もそう悪い事ばかりじゃないんだよ
05.怖がらせるような事を言って、こめんね
06.送り狼って言葉、知ってる?


Side -constellation darling-
07.Propose ~世界一幸せな、お姫様にする~
08.Morning with Oushirou
09.Night with Oushirou
10.Astronomical observations with Oushirou
11.Dedicated love(蠍座の特徴①:献身的な愛を捧げる)
12.None of your bluff(蠍座の特徴②:普段は穏やかでも時に辛らつ)
13.Memories of You and Oushirou ~幸せになる権利は誰にでもある~


01.白銀桜士郎~自己紹介だよん~
くひひ~かわいい君が大好きだよ。ホント、ホント!ん~じゃあ、こう言ったら信じてくれる?…愛してるよ、誰よりも。…ね~?信じる気になったでしょう~?じゃあ!マドンナちゃんへのインタビューから!えーい~
はい!まずは名前と、生年月日教えてくれる?ん~?なんでって…インタビューの基本だよ!くっへへ、ん…俺のことはいいって~ん、けど、そんなに知りたいって言われるとなぁ…じゃあ、簡単に。
俺の名前は白銀桜士郎。誕生日は十月二十四日。星座は蠍座だね。血液型はO型っと。以上です。ちなみに、蠍座の性格も教えてあげようか。俺が調べたのでよかったよね!
ふん。えー、最大の特徴は、強い探究心と拔群の持久力、そして集中力。蠍座の人間の意識は、常に一つのものにしか向かない。器用じゃないって言われればそれまでだけど、一つのものを追求する生き方がもとも向いでるだって。謎を解き明かすごとにも興味を持つ傾向をあるって言うから、俺のジャーナリストとしての性質はそこから来てるのかもね。
えー、恋愛方面は…ん…いままでの話聞いてたらわかると思うけど、へ、一途なんですよね。深く奥へと言う性質から、惚れた相手一筋!片時も離れたくないだって!
あ~愛が重いとか言わないでよぉ~君しか見えてないってことなんだからね。浮気されたら、泣いちゃうからね!えー、ほっ、う、浮気されでも、まったく気付かない場合があるって書いてある…いやいやいやいやいや!君は浮気なんてしないよね!…ちょっ、笑ってないで、何とか言ってよぉ~うっ、マドンナちゃんんん…!


02.何を差し上げればあなたは喜んで下さるのでしょうか?
あっあれ~何か楽しそうな顔してるね。どうしたの?そっか、久しぶりのデートだもんね。ん、いつも寂しい思いさせてごめんね。今日は、マドンナちゃんの心ゆくまで、俺を独占しっちゃっていいからね。
えっ、げっく~ば、バレてる?あん…そうだよ!本当は、俺がマドンナちゃんに独占されたいだよ。だから、俺のこと思いきり縛っちゃってね!
くひひ!変態っぽい言い方はやめろって?ダメだよ!だって俺、変態だから~
へ、ほら、着いたよ。この公園、紅葉が綺麗だって評判なんだ。ん?マドンナちゃん?嬉しいのはわかるけど!走って転んだりしっちゃダメだよ!
ふ、かわいいなぁ。あんなにはしゃいっちゃって。ああ!(走り)マドンナちゃん!大丈夫?あっ、は、ううん、いえいえいえ、なんでもないよ。ごめんっ。それより、あっちにお城みたいのを見えるよ。せっかくだから、行ってみようか?
ここは展望台になってるんだって。公園全体が見渡せる。ほらほら、下に赤く染まった木がたくさん見えるよ。ん…こうやって見ると、さながら赤い集団って感じだね。ここが天下を制した男の景色なのか…くひひ、苦しゅうない!苦しゅうない!ってね~ふん~俺も天下取りした気分だよ。
姫、貴方のため手に入れたこの景色、お気に召していただきましたか?…あれれ~姫のお心射止めるにはこの景色では足りないと?ふん…では何を差し上げればあなたは喜んで下さるのでしょうか?…え?何もいらない?ふ~そうだね、俺のお姫様は、俺のこの身一つでこんなにも喜んでくれるんだもんね。いやいや、一本取られましたな。くひひ!
しかし、この景色、お殿様はこんなに高いところから民を見守っていたんだね…顔すらよく確かめられないだろうに…ちゃんと民のことを考えているのかな~
ん?ふ、お殿様に興味はないけどね。俺は、こんな高いところから人を見下ろすんじゃなく、ちゃんと地面に立って、同じ目線で世界を見たいから。この足で、いろんな場所をかけずり回って、沢山の人のなかで、人と関わりを持って生きていきたい。だから、お殿様よりジャーナリストの方が断然いいのさ。ふ、結局のところ、俺は人が大好きなんだね。それと、こんな変態が人の上に立ったら、みんな困っちゃうよね~くひひ~
お城も楽しんだし、せっかくだから、抹茶を使ったデザートでも食べに行く~?この並木道の先に、いいお店があるんだって!くひひ~
…ん?今日の記念に一枚拾っとく?へ~えーと、おお!この葉っぱが綺麗!はい!そうだね、俺の髪と同じ色だ。燃えるような、情熱な赤だよ!俺のマドンナちゃんへの愛を、そのまま映してるみたいでしょう~
うあ…やっぱりカメラ持ってくれればよかったぁ~!今のマドンナちゃんの笑顔、ベストショットになったのになぁ…
あ、え、待ってよマドンナちゃん!早いよ!(走り)何で逃げるのさ!待って!待ってー!うわっ何だこの風、葉っぱが…!あ!待って!ぐぁ!いあ、いったぁー!あ、はは、大丈夫だよ。ちょっとマジモードに入てる、足を滑らすっちゃった。
えーあー、んっとね、なんと言うか…風で舞やかった落ち葉が、君を連れてっちゃうような気がしっちゃって。うん、わかってる。君は、俺が何も言わなくでも俺の傍にいてくれるってさ。
でも…たまにね、怖くなるんだ。君が俺の手を離れて、どこかへ行ってしまうじゃないかなって。…うん、どうしようもないよね。君は、俺が真剣に恋をした、初めての人だから。ふとした時に、どうしようもなく臆病になる。俺はどうしたって、君だけは失いないよ。だから、ふ…で、ほんと情けない話だけどね。
あ、…うん。君がぎゅーってしてくれると、安心出来るね。
年上なのにさ、頼りない彼氏で、ごめんね。ふ、じゃあ、俺もお返し!ぎゅー~ああ、苦しい?ごめん。ふ、いまだけ、こうさせて?君のことを、沢山感じたい。…もっといい方法?なに?うっ!おああ、ああ!いまのキスは不意打ち過ぎるよ!あ、でも。(キス)もっともっっと欲しいって言ったら、怒らせっちゃうかな?ふ、ありがとう。この先もずっと、こうやって、君のことを感じさせてほしいな。くひひ~


03.端から端まで全部買っちゃうってどう?
わ!くひひ~どう?ドキリ大成功~う、実はさきに着いてたんだけどね。マドンナちゃんが公園に入てくるのは見えたから、せっかくだし、びっくりさせてみようと思って!
へい~ごめんごめん、でも、怒った顔もかわいいよ~あわわごめんっ!本当にごめんね!あほらほら、今日はとびきり楽しい一日にしてみせるから、ん~機嫌直して~はいっ!手繋いて行こうか!
ん~アウトレットモールって、いろんな店があるよね。ん?どうしたの?お、もしかしてあのコート?あ、そっか~もうすぐコートを着る季節だもんね。気に入ったの?なら、着てみたらどうかな?遠慮しないの~ピンときたってことは、なにかしら運命の出会いになるかもしれないよ。うん、いこういこう。
ん…はい、腕を通してみて。うん!かわいいな~せっかくだし、いろんなコートを見てみようか?こっちのもかわいいよ。この白いコート、ボタンがかわいいね。きっと似合うよ。あ~でも、こっちの黒や紺色もいいかも。少し大人っぽく見えそう。うん…迷っちゃうね…うん…どれもかわいいからなぁ…そうだ!端から端まで、全部買っちゃうってどう?うひひ~まぁそれは冗談なんだけど…二三着くらいならプレセントするよ。
…え?記念日じゃなくでもいいじゃない~今日は、俺がマドンナちゃんに何かプレセントしたい日ってことって。ん~そう?俺にしてみれば、マドンナちゃんと一緒にいられる日は、いつも記念日みたいなもんだけどね。ん、だから、遠慮しないで?一着だけ?ん、そんなに言うなら、一着だけで我慢しようかな。んじゃあ!一番気に入ったヤツを選んでおいて。迷っても時間なんて気にしなくていいから。もちろん、俺の意見も欲しかったら、いつでも聞いてね!
くひひ~マドンナちゃんは何を着ても似合うなぁ…
はい!クレープ買ってきたよ~こっちがマドンナちゃんのチョコレートバナナクレープだよ。うん!おいしい!あ、でも、本当に一着でよかったの?すごく迷ってたじゃん?あ~うん、だってね、昔の映画であったんだよ、並んでる服全部買ってみせるの。真似してみたかったんだ~俺はどんな時も、マドンナちゃんには幸せな気持ちでいてほしいから。そのためにできることなら、どんなことだってやっちゃうよ。あ~で、こういう気持ちって、重いかな…?は、ホント?そう言ってくれるなら、ちょっと安心した!あ、マドンナちゃん?(舐める)クリーム、ほっぺについてたよ。くひひ~そんなかわいい顔しないの~俺ばかり喜んっちゃうじゃん?
へぇ~絶対に俺の方が幸せだって~マドンナちゃんから、いっぱい幸せもらってるんだから。俺の方は幸せだよ!(ちゅっ)ふ、そうでしょう?君は頑固なのは知ってるけど、ここは素直に負けてほしいな。だって、こうやってでも口を塞がないと、いつまでも勝負がつかないだから。ね!今日は俺の勝ち!でもまた勝負しよう。何度もね。こうしてふたりでデートするたびに、俺はマドンナちゃんを世界一幸せな彼女にできるよう、エスコートするよ。ふ、絶対負けないからね。マドンナちゃんは、俺を世界一幸せな彼氏にしてくれる?ありがとう。ふ。ん?次のデート用のジャケット?くれる?は、オッケー!マドンナちゃんの見立て、楽しみにしてるよ。く、ほら!いこう!


04.この距離もそう悪い事ばかりじゃないんだよ
はいはい~白銀でーす。くひひ!すぐ出て驚いたかな?え、ちょうとね、マドンナちゃんに電話したいなって思いながら携帯鳴がめてたところだったんだよ。さてさて、お嬢さん、今日は一体どうしたんだい?へ、いや~無理に聞きたいわけじゃないけど。何か困ってるのかなって。あっ、もしかして、何も用事がないのに電話しっちゃって悪いとかって考えてる?ふんー悪いなんてあるわけがないってしょうに~俺はいつだって、君の声が聞きたいだからさ。
そう。起きてる時も、夢のなかにいる時も。いつでも、どんな時でも!出来れば、声だけじゃなくて、この身も、マドンナちゃんに寄り添わせたいところなんだけど~くひひ、マドンナちゃんも俺の声を聞きたいって思ってくれたの?うん、そうか。高校の時みたいに、会いたいと思った時、すぐに会いに行ける距離じゃなくなっちゃったもんね。あーと。でもね、この距離もそう悪い事ばかりじゃないんだよ。なかなか簡単に会えなくなった分、次に会えた時の喜びが何倍にも高まるってもんだからさ。…言うじゃない~会えない時間愛が育むって、うん、俺はホントだと思うよ。マドンナちゃんに触れられなくて、声しか聞こえない今だって、俺の君を思う気持ちは、ちっとも変わらないだから。うん。それどころか、どんどん愛しさが増していくばかりだよ。俺のこんな思い、マドンナちゃんも一緒に感じてくれるとうれしいな。
うん、ありがとう。で、ちょっとしんみりしっちゃったかな。せっかくこうして電話してるんだから、もっと楽しい話をしようか。君が眠りにつくまで、俺も起きてるから。ね。
うん、うん。そう~?うん…へ~…


05.怖がらせるような事を言って、こめんね
マドンナちゃん!マ…あああああー!
ずるい…四季ちゃんだけずるい…俺だってまだ膝まくらしてもらったことないのに…大体、俺と待ち合わせしてたのに…いじけもするよ、寝ぼけてる四季ちゃんに押し切られたのはわかるけど、そしたら殴ってでも起こせばいいんだよ!え、俺にも膝まくらしてくれるの?お、あぅぅ、それもすごくしてほしいけど、すごい!彼氏にしかできないことを!させてほしいな。わからない~?ほんとうに~?本当に、わからない?ふ、何ってね。
あのね、知っててほしいことがある。マドンナちゃんを狙う男がたくさんいるってこと。ほーら、君は自覚がなさすぎだよ。俺だって、冗談って言ってるんじゃない。ちゃんと、君には理解してほしいんだ。そうだな…四季ちゃんは俺にとっても大事な後輩だから、またいい。生徒会のメンバーや幼なじみくんたち、先生たち、部活仲間の子たちも、またいい。だけど、ほかの男はダメだよ。二人だけになったり、君に触れさせたりしたら、ぜっったいにダメだからね!俺は一樹と約束した、君を絶対に幸せにするって、そしてそれは、そのまま俺の願いでもあるんだよ。君を、俺の手で幸せにし続けたいって、思ってる。けど、俺はもうこの学園を卒業していて、ずっと君の傍についているなんて出来ない。その分、ちゃんと君に、危機感を持ってもらいたいんだ。あ…怖がらせるような事を言って、ごめんね。でもこうやって言わないと、君は俺が真剣に言ってるって理解してくれないだろう?ああ、謝らせたいわけじゃないんだ!ああ俺の方こそごめん!顔上げて。ふん、ね?よしよし~わかってくれた?うん、よかった。あーでも、もうひとつ知ってて?俺はすっご~く嫉妬深いんだってことをね。ね~?ふ、ありがとう。
あ、そろそろ星が出てきたね。屋上庭園にいるんだから、このまま天体観測しよう。
…え、何でバレっちゃうかな~そうだよ、ふふ、ずっと膝まくらしてもらいたいなーと思ってだ!へ、くひひ~うれしいなぁ…ふ…うん、マドンナちゃんの膝、気持ちいいね~くひひ…


06.送り狼って言葉、知ってる?
もう着いっちゃったね~…ん、マドンナちゃん、おやすみ。ん?どうしたの?…またしばらく会えなくなるね。寂しい思いをさせっちゃってごめんね。俺も寂しい。でも!そんなの吹き飛ぶくらい、電話もメールも沢山するから!あー、高三の俺ってバカだったよな~…君といられる幸せから逃げて、卒業までの時間を無駄に消費しっちゃってさぁ~そう、君のことも、たくさん傷つけっちゃったよね。ん、そんなことない?ふ、君は優しいから、そう言ってくれるけど。傷つけてばかりだった。でも、あの時君が追いかけてきてくれたから、いまの俺があるんだ。一樹の言う、世界一の幸せを、俺がこうして手に入れることが出来た。世界一の幸せって言うのは、もちろん、君のことだよ。もし幸せが眼に見えるものだったら、俺の幸せの形はきっとそのまま君の姿になるよ。君は?君も同じ?くひひ、ありがとう~(ちゅっ)は、ごめん、我慢できなかった。本当はずっとこうしていたいけど、そろそろ君は家に入らないと。ダメだよーそんな顔しっちゃ!送り狼って言葉、知ってる?くひひ。え~そんなに警戒しなくてもいいのに…冗談だよ!俺の幸福の女神に、そんな酷いことしないよ…あ、疑ってるね~?ホントだよ。君とはずっとずっっっと一緒にいたいから、大切に守っていきたいって思ってる。だから、ちゃんと段階を踏まないとね。そっ、いろいろと。いままだいつも隣にいることはできないけど、でも、近い未来に必ず、君とずっと一緒にいられるように、俺は頑張るから。ふ、どういう意味かは、内緒。だから、今日はおやすみ。大好きだよ。夢のなかでも、君にあえたらいいな。


07.Propose ~世界一幸せな、お姫様にする~
今日は天気がいいから、星がよく見えるねー…ん?ちょっと寒い?あ、大丈夫?うん、俺は平気だよ、久しぶりのデートだったせいか、テンシュン上がっちゃって~寒さなんか感じないみたい。くひひ~寒かったらもっとこっちにおいてよ。そう、俺にくっついて。俺の温かさ、分けてあげるから。
くひひ、どう~?暖かくなった?そっ、よかった。ね、マドンナちゃん。もっとたくさん俺と一緒にいたいと思わない?ふ、そんなに大きく頷かなくても大丈夫だよ。でも、俺と同じ気持ちでいくれたみたいで、嬉しい。取材旅行が終わったら、絶対言いようと決めてたことがあるんだ。うん。大事な話。聞いてくれる?
俺、何か大きなことをするのは、自分が一人前のジャーナリストになってからって決めてたんだ。自分のなかのケジメとしてね。なに思って一人前なのが曖昧だし、周りから見たらまたまたひよこかもしれない。俺が選んだ仕事はいろんな可能性があって、ここまでいったら一番お得なんてこともない。実は仕事はじめた頃、自分にあまり余裕がなかったんだ。うん…そう。君にはカッコ悪いところ見せたくなくって、余裕ぶってた。くっひ。
あれからいままでいろんな場所を回って、いろんな人と接して、いろんなことを体験した。もちろん、それでも自分はまだまだだなって思ってる。でも、君を幸せにする自信はついたよ。
これ。うん、指輪。どうか、俺のお嫁さんになってください!
ん、うん、あっ、あれ?!泣いちゃう?!な、泣いちゃうの?!あぐぐ、ごめんね!マドンナちゃん!えっ、オッケー、してくれる?もももっかい言って!ふぁはは~よかった~…がらにもなく緊張しっちゃったよ。(抱く)いままで、随分長いこと待たせっちゃったね。ごめん。待っていてくれて、ありがとう。手を貸して。指輪はめてあげる。うん、できた。どうかな?うわ、ぴったりだね。ん?指輪のサイズなんで知ってたんだって?くひひ~そこはもちろん、俺の調査の賜物だよ。
…幸せ?うん~俺も幸せだ。すごくうれしいよ。でもこれからはいまよりもっと君を幸せにするから。お互いにおじいちゃん、おばあちゃんになっても、俺は君を世界一幸せなお姫様にし続けるって、誓うから。ずっと、一緒だよ。(ちゅっ)うん、約束だ。


08.Morning with Oushirou
あっ、起きた?おはよう、マドンナちゃん。(ちゅっ)あれれ、どうしたの?は、いつも恥ずかしかって、君からくついっきたりしないのに。ふん~そんな、君を置いて、仕事に行ったりしないよ。ん、それに、仕事に行く時はちゃんと君に行ってきますって言うって約束したでしょう?ん、それにそれに、行ってきますのキスをしないと、仕事を頑張る元気がわいてこないし~ね。安心した?俺がいなくなるの、そんなに不安なの~?ふ、大丈夫だよ。それに、今日は休みだって昨日言ったでしょう?くひひ。どうしたの?今日は素直だな…もしかして、まだちゃんと目がさめてないのかな~?あはは、やっぱり。寝ぼけてる。まだ時間はやいもんね。もうちょっと寝ててもいいよ?ふん~なんなら、俺が隣で添い寝してあげようか~
…あれ、起きっちゃった。ふん~添い寝されるの嫌だった?せっかく君を抱き枕にして、ぬくぬくもう一眠りしようと思ったのになぁ~くひひ、困った顔しなくていいよ~そんなことで拗ねたりしたいって~それに、せっかく起きたんなら、今日は君とたくさん話がしたいな~一緒に朝食作ろうか?うん。今日も一日仲良くしようね!んじゃあ改めて、おはよう、かわいい愛しいのマドンナちゃん。


09.Night with Oushirou
あーごめん、起こしちゃった?うん、君の寝顔を眺めてた。明日から長期の取材旅行だからね…君の姿を、この目にしっかと刻んとおこうと思って。あ~あ、寂しくなっちゃうな…行きたくないよ~って、嘘だってこと、君にはすぐ分かっちゃうね。まぁね。自分で選んだ道たもん、仕事はすごく楽しいよ。ふ…でも、寂しいのは、ほんっと。
俺はいつもこうやって腕に君の温もりを感じていたいだから。俺のいない間に、知らない男についてっちゃダメだからね。それから、親切そうな人でも、警戒心を忘れちゃダーメ。あと、困ったことや悲しいことがあったら、まず俺に電話すること。ふ、別に、子供扱いしてるわけじゃないよ。すれだけ、俺は君が大事だってことなの。ね?わかった?うん、よろしい。うん、俺もなにかあったら、まずマドンナちゃんに電話するからね。あそうだ、ラブコールも、毎日朝昼晩の三回!ちゃんとするから!楽しみにしててね~
どうしてさ~多すぎるなんてことないだからね!俺のマドンナちゃんへの愛はいくら言葉にしたって足りることはないんだよ。うんーって、なにその微妙な顔は~マドンナちゃん、わかってないでしょっ!(押し倒す)冗談だと思ってる?俺は全部本気だよ~?言葉だけで通じないなら、ほかの方法で訴えてみるけど。(ちゅっ)しばらくあえなくなるんだよ~?この感触、温もり、忘れないで。(ちゅっ)ふ、かわいいっ…


10.Astronomical observations with Oushirou
マドンナちゃん~!お皿洗い終わったよ!マドンナちゃん~
くひひ~いい顔とれた。え~だって君ってばー、俺より星空に夢中になっちゃってるんだもん。ひどいなぁ~くひひ、ごめんごめん。なかなかこっちむいてくれないから、ついに。ふ、君は何年経っても、変わらずに星を眺めるのが好きだね。夜空にヤキモチやいちゃうくらいだよ。あーでも、夜空に嫉妬するのは、いまに始まったことでもないのか。俺の両親が西洋占星術を生業としてるのは以前に話したよね。そのふたりに育てられた俺としては、星は人の未来を知るためのツールってしかなかった。まして、両親に占い師になれって教養されるようになってからは、星は憎いものでしかなくなってた。ジャーナリストの道に進みたい。なのに反対されて、くさってケンカに明け暮れて。今もう笑い話だけど、本当にどうしようもなくなってた。なのに空を見上げれと、星はそんな俺を見下ろしてる、勘弁してくれって思ったよ。こんなかっこ悪い自分を見ないでくれって、目を逸らしたい気持ちでいっぱいだった。けど、反面、綺麗な光をたたえる星たちに、どうしようもなく惹かれていたんだ。生きたい道にすめなくて、図太いた俺と違って、夜空で美しく輝いていたから。ふ、なんか恥ずかしいね~
…え?俺だって綺麗?ふん…君の言う通り、いまの俺が輝けているならうれしい。そして、そのひかりで君を包むことができればいいんだけど。ありがとう。でも俺がそんな風に見えるのは、きっと君のおかげだよ。俺が君に与えている以上に、君が俺に惜しみない優しさを与えてくれるから。いつも君が優しく微笑んでくれるから。そのパワーをもらって、俺も笑えるんだよ。(ちゅっ)君はいつだって、俺の一番星。その優しい光で、俺を照らしていて。


11.Dedicated love(蠍座の特徴①:献身的な愛を捧げる)
おかえり!今日は楽しかった?幼なじみくんたちは相変わらずだったのかな?お腹空いてない?晩ご飯食べてきてないなら、有り合わせですぐに用意できるけど。あ、それとも先にお風呂に入る~?なんなら、俺と一緒に…くひひ、ふたりで入った方が節約にもなるのになぁ…あ、晩ご飯食べてきたなら、デサートに毎度のシュウクリームってどう?久しぶりに食べたくなっちゃって、二個買ってきたんだ~
コーヒーをどうぞ~うん、ミルクも砂糖も入ってあるよ。もちろん、君の好みは熟手してるからね!へ、シュウクリームはカスタードクリームと生クリーム、両方入ってるヤツ買ってきたんだ。はい、どうぞ。ふん~おいしい?よかった!ん?今日は別に何の記念日でもないよ?君に尽くすのは、当然!俺は、愛するマドンナちゃんのためなら、いくらでも尽くしてみせるよ。君の笑顔のためならば、何でもしたくなっちゃうんだ~もっともっと、笑顔にさせたくなる。で、どうしてそんな変な顔するの?ぷっ!尽くされるのがもうしようもないからって?笑顔になるの我慢してるって?あははは、俺が好きでやってるんだから、我慢なんてしなくていいよ!ほーらー、素直に笑って?かわいい笑顔を俺に見せてよ。じゃないと、俺にも考えがあるよ~
ありゃ~くすぐったいだろう~!ひひっ!ね~!こうやって、素直に笑ったほうがずっと気持ちいいよね!へへ、ああー!ごめん!くすぐり過ぎてごめんな!は!怒ないで~


12.None of your bluff(蠍座の特徴②:普段は穏やかでも時に辛らつ)
マドンナちゃんー!(走り)マドンナちゃん、俺の後ろに!
ちょっとキミ、俺の嫁さんになにしてたの?気やすく俺の女に触るなよ。なんなら、俺が相手してあげるよ。公衆の面前で歯中を欠きたいならね。
マドンナちゃん大丈夫だった?怪我ない?なんか怖いことされなかた?は、ごめんね、一人で待たさなければ良かった。あ、少し震えてる。なのに、そんな強がり言わなくてもいいんですよ。
…え?俺はいつも通りだけど。あ、先の俺、そんなにこわかった?あーそっかなー、そんなことないだけどな~ん、それより、愛する奥さんがどこのだれとも知らない男に口説かれそうになってて、冷静でいられるわけがないよ。君だって、こんなに怖かってたのに。あーもっときつくしめとくべきだったかな…
ううん、君はなにも悪くないよ。まぁー、強いて言えば、その可愛さが罪かなーと思うけど。くひひー、なんーてね!さ、車に乗って、はやくうちに帰って、ふたりで晩ご飯をつくろう。愛するマドンナちゃん~今日の夕飯はなにしようか?


13.Memories of You and Oushirou ~幸せになる権利は誰にでもある~
ううん~まだまだたくさん撮るよ~!今日は俺のモデルになってくれるって、約束したでしょう?
(桜を背景に佇む、俺の大切なお嫁さん。その横顔は、はじめてあった高校生の頃よりずっと大人の女性らしく、綺麗になった。かわいい女の子から、綺麗なお姉さんへ、彼女が成長していく姿を、恋人として、そして旦那として、見守り続ける権利を得たことを、俺は本当にうれしく思う。はじめて出会った時の彼女の印象は、たくさんの人に守られて過ごす、お何時育ちなお花ちゃんだった。男だらけの学園で、それも無理はなかったたろう。多くの人に愛されていた彼女、ただ女子一人というものめつらしさから、好奇の目で見ている男の数のほうが圧倒的に多かった。俺だって、最初はそんなノリだったんだ。「学園の紅一点、星月学園のマドンナ」。新聞部として、学校のネタだと思うのは、まぁ当然でしょう。けど、彼女はただかわいいだけのお花ちゃんではなかった。すごいんだよ。授業、部活、保健係、生徒会。全ての役目を懸命にこなす、強くて頑張り屋の女の子。俺が彼女と接するのは、生徒会の候補の手伝いが主だったけど、彼女とふたりの時間を持つたび、彼女の声を聞くたび、彼女の優しさに触れるたび、俺は彼女の全てに惹かれていた。そう。惹かれざるを得なかった。でも、俺は知っていた。言われなくても気付いた。俺の親友、一樹は彼女が入学した時から、もしくはそれ以前から、ずっと彼女を守っていたこと。そうするしかなかったといえと、冗談で父親というポジションを名乗り、本当は誰よりも彼女のことを大切に思っていた。一樹は、俺が上手くいかない将来への道に腐っていた時に、俺を引きずり上げてくれた唯一無二の親友。そんな男から、大切な存在を奪い取れるわけがないだろう。なのに、肝心の彼女は一樹のそんな思いを知らないんだ。ずっと見返りを求めず、彼女を守り続けてきた一樹。そのことに気付かずに、一樹よりも俺のことが好きだと疑いかける彼女。上手くいかないね。彼女と一樹。二つの存在は俺には大切すぎて、選ぶなんてできやしなかった。俺は逃げた。逃げる以外の方法はわからない。考えなくなっていた。ほんとう、情けないよね。それでも、俺がいない世界で、全てを知った彼女と一樹が結ばれてくれれば、これ以上のハーピーエンドはないって、そう思ってた。そんな結末にできるのなら、俺はどこまでもダメな男を演じたっていいと思ってた。俺に、幸せになる権利があるとも思わなかったしね。だけど、一樹も彼女も、それを許してはくれなかった。自分の気持から目をそらすなと、俺の心ごとを頬殴りつけた一樹。一樹の思いを知った上で、それでも俺のもとへと駆けてきてくれた彼女。ふたりが教えてくれた、真剣に悩んで出したと思った俺の結論が、いかに傲慢だったかを。俺には、幸せになる権利がなかったんじゃなくて、幸せを手にする自信がなかっただけだったんだ。こんなどうしようもない俺に、彼女はいま俺の目の前に広かる桜の木みたいに、広くて優しい心で、接し続けてくれた。ただの後輩から彼女へ、そしていまは奥さんとして俺の隣に居続けることを選んでくれた。一樹も、俺たちふたりのことを、見えないとこからずっと応援し続けてくれた。俺の前には、やさしい人間が多すぎるよ。
シャッターを切ると、驚いた顔をした彼女が慌てて俺のもとに駆け寄ってくる。)
…え?どうしたの?
(反対に、彼女もどうしたのって聞いてくる。指摘されて、初めて気づく、ファインダーを覗く俺の目から、いつの間にか、涙が伝っていたことに。彼女の姿があまりにも綺麗で、その存在全てに感動してしまっていたのだろうか。)
って、あれ、おかしいな…
(目を擦ると、彼女がハンカチで目元を冴えてくれる。花粉症かなーなんて微笑む彼女の身体を、俺はそっと引き寄せて抱きしめた。随分な遠回りをして、やっと手に入れることをできた、この大切な存在を。俺は、もう手放したりしない。俺の思いは親友を傷つけるだけでしかない、そう思っていた。でもいまは、この思いを叶えさせてくれた全ての存在に感謝している。)
ね、愛してるよ。(ちゅっ)
(この気持ちを表現しきれなくて、俺はかわりに彼女の頬にキスを落とす。こんな俺にも、幸せになる権利があるって、教えてくれてありがとう。)


(桜の花びらが、ふたりを見守るように、ハラハラと舞い落ちた。)
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